咳・喉の痛みに│れんこん湯の作り方(薬に頼らない自然のお手当て)
咳、たん、喉の痛みに「れんこん湯(とう)」
~心も体もほっとあたたまる自然のお手当て
冬になると、咳が出たり、喉がいがいがしたり・・・
そんな不快な症状に悩むこと、ありませんか?
そんなときに、昔ながらの知恵として伝えたいのが「れんこん湯(とう)」です。
れんこん湯は、薬を使わずに食べ物から作る自然のお手当てのひとつ。

「お手当て」とは?
「お手当て」とは、台所にある身近な食べ物を使って、身体を整える、不調を予防する昔ながらの「おばあちゃんの智恵」。
子どもの頃、母が風邪をひいたとき、「葛湯」や「卵酒」、「はちみつの大根漬け」など作ってくれたものです。
これはまさに、お手当て=おばあちゃんの智恵。材料は食べ物なので、薬のように副作用もなく安心です。
”良薬口に苦し”といいますが、食べ物のお手当て「れんこん湯」は、まろやかで甘みがあります。
れんこんは喉の特効薬
れんこんは、昔から喉の特効薬といわれています。喉の特効薬???はい。特効薬というのも、ちゃんと理由があるんですよ。中医学の考え方に「類似の法則」があります。
【類似の法則】
その臓器と同じ形の食べ物を食べると、その臓器の働きを高めることができるという考え方、気管支と類似する食べ物が、中に空気穴のある「れんこん」というわけ。「れんこん」って、泥の中で、酸素を吸って、二酸化酸素を吐き出すという呼吸をしていることから、呼吸器のトラブルに威力を発揮するとされてきました。特に、薬効成分を組み合わせた「れんこん湯」は、風邪の咳、喉の痛み、ぜんそく、気管支炎など呼吸器系の疾患に効果があると温服されてきました。
れんこんの薬効

れんこんは、特に古くから咳や喉の不調に良いとされてきた食材です。すりおろしたしぼり汁は「喉の薬」とされてきました。
特に次のような成分が含まれています:
• タンニン:炎症を抑え、咳や喉の痛みに働きかける作用があると言われています。
• ビタミンC:100g中55mgも含まれ、風邪予防や免疫アップにも役立つ栄養素です。
れんこんには他にも、消化を助けたり、心や体を落ち着ける効果が期待できる栄養素がたっぷり含まれています(食物繊維・ミネラルなど)。
れんこんは、止血、補血作用が高く、下痢、風邪、高血圧、更年期障害、二日酔い、美肌、強壮強精など、
幅広い薬効があるといわれ、中国では昔から不老長寿の食べ物とされてきました。
「れんこん湯」の作り方
「れんこん湯」の作り方、ご紹介しますね!
れんこんを使ったお手当て【れんこん湯】
せき、たん、のどの痛み、気管支炎、ぜんそくに
【材料・作り方】
鍋にカップ1/2の水を入れて火にかけ、皮付きれんこんのおろし汁大さじ3と生姜汁2.3滴、塩少々を加えて、さっと煮立てる。
沸騰する直前に火からおろし、温かいうちに飲む。
れんこん粉末コーレンを使った【れんこん湯】
湿ったせき、たん、のどの痛み、気管支炎、ぜんそくに
【作り方】
ティースプーン1杯ほど(5g)お湯に溶かして、温服します。風邪の症状が出ているときは、食前に1日3回飲むと効果的です。
咳の陰陽からみる!体質に合った「れんこん湯」
マクロビオティックでは、咳は咳でもどんな咳をしているか【陰陽】で判断して、体質に合った「れんこん湯」を作ることができます。
コホコホ乾いた咳は、より陽性の咳。生のれんこん(乾燥より陰性)を使った「れんこん湯」を作ります。ウエットに湿った咳は、より陰性の咳。れんこん粉末(生のれんこんより陽性)を使った「れんこん湯」を作ります。
咳、たん、のどの痛みには「節」がいい
れんこん湯には、「節」の部分が特にいいといわれています。はい、実と実の間の黒くなったあの硬いところです^^手に入る方はぜひ使ってみてください。
キュッとしまった「節」は陽性の締めるパワーが強くて、より咳止め効果がUP↑
一般的には、「節」って捨ててしまう部分かと思いますが、実は、「節」が一番のパワーフード!!!ぜひ、節も捨てずに使ってみてください。節の黒いところのみ包丁で取り除いて、すりおろしたり、細かく刻んだりして、お料理に使うことができます。
不調は体からの小さなサイン
この冬、咳や喉の痛みを感じることがあったら、まずは“台所にある食べ物でできるお手当て”を思い出してみてください。れんこん湯は、日常の中で「自分や家族を大切に愛しむ」やさしい一杯となります。
体や喉の不調は、「体を休ませて」「温めてほしい」という、体からの小さなサイン。れんこん湯は、昔から”喉の特効薬”といわれるものですが、ご自分やご家族にそっと寄り添い、体を整えていくためのお手当です。
忙しい毎日の中で、つい後回しにしてしまう「自分の体」。不調を感じたときには、やさしく体を整えてあげましょう。一杯の温かい飲み物が、体だけでなく、心までほっとゆるめてくれることがあります。
食べることは、生きること。
そして、自分や大切な人を大事にすること。
今日のれんこん湯が、あなた温もりを届けられますように。
注意事項
れんこん湯は、自然治癒力を高めてくれる「食べ物のお手当」てで、医療行為ではありません。咳の原因はさまざまで、「たかが咳」とあなどれないこともあるようです。咳が長引くようなときは、医療機関を受診してください。
日常の食事から心と体を整えたい方へ
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今日もここまで読んでくださり、ありがとうございます。
あなたの毎日が、温かい食卓と、やさしい時間に包まれますように。

体温を上げる料理研究家。マクロビオティック料理教室イエローハーモニーを茨城県土浦市で開いて22年で受講生1万4千人。「子宮温活」をキーワードに玄米と野菜、発酵食を中心とした「食べる温活」で体質を改善して、なりたい自分を叶えるサポートをしています。著書「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(フォレスト出版)



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