咳、たん、喉の痛みに「れんこん湯」

ーマクロビオティック自然療法

咳、たん、喉の痛みに「れんこん湯」

 

咳がコンコン。

 

喉がイガイガ。

 

そんなときには、
昔から喉の特効薬といわれる
「れんこん」
を使って、
食べもののお手当て「れんこん湯(とう)」を作ります。

 

特に、薬を使いたくない
子育て中の自然派ママや
妊婦さん、授乳中のママには、
ぜひ覚えておいてほしいお手当て。

 

お手当って?

「お手当て」ってね、
台所にある身近な食べ物を使って、
身体を整える、不調を予防する
昔ながらの「おばあちゃんの智恵」。

 

子どもの頃、
母が風邪をひいたとき、
「葛湯」や「卵酒」、
「はちみつの大根漬け」など作ってくれたものです。

これはまさに、
お手当=おばあちゃんの智恵。

材料は食べ物なので、
薬のように副作用もなく安心です。

”良薬口に苦し”といいますが、

食べ物のお手当て「れんこん湯」は、

まろやかで甘みがあります。

れんこんの薬効

れんこんってね、
止血、補血作用が高く、
下痢、風邪、高血圧、
更年期障害、二日酔い、
美肌、強壮強精など、
幅広い薬効があるといわれ、
中国では昔から
不老長寿の食べ物とされてきました。

タンニンの消炎、収れん作用は、
肺に働き、
ぜんそくの作用や咳止めにも
効力を発揮します。

れんこんがのどにいい理由

 

れんこんには、
のどにいいといわれる
「タンニン」
「ビタミンC」が豊富に含まれています。

「タンニン」はポリフェノールの一種で、
炎症を抑え、消炎、収れん作用は肺に働き、
ぜんそくの作用や咳止めにも効力を発揮します。

「ビタミンC」は
100g中55mgも含まれ、
傷の治癒、のどの痛みを緩和、
風邪の予防に効果があります。

 

すりおろした
しぼり汁は「喉の薬」とされてきました。

「れんこん湯」の作り方

「れんこん湯」の作り方、ご紹介しますね!

れんこんを使ったお手当【れんこん湯】

せき、たん、のどの痛み、気管支炎、ぜんそくに

【材料・作り方】

鍋にカップ1/2の水を入れて火にかけ、

皮付きれんこんのおろし汁大さじ3と生姜汁2.3滴、

塩少々を加えて、さっと煮立てる。

沸騰する直前に火からおろし、温かいうちに飲む。

 

れんこん粉末コーレンを使った【れんこん湯】

湿ったせき、たん、のどの痛み、気管支炎、ぜんそくに

【作り方】
ティースプーン1杯ほど(5g)お湯に溶かして、温服します。
風邪の症状が出ているときは、食前に1日3回飲むと効果的です。

 

咳の陰陽からみる!体質に合った「れんこん湯」

 

マクロビオティックでは、
咳は咳でも
どんな咳をしているか【陰陽】で判断して、
体質に合った「れんこん湯」を作ることができます。

 

コホコホ乾いた咳ですか。

ウェットに湿った咳ですか。

 

コホコホ乾いた咳は、より陽性の咳。

生のれんこん(乾燥より陰性)を使った「れんこん湯」を作ります。

ウエットに湿った咳は、より陰性の咳。

れんこん粉末(生のれんこんより陽性)を使った「れんこん湯」を作ります。

 

咳、たん、のどの痛みには「節」がいい

れんこん湯には、「節」の部分が特にいいといわれています。

「節」?!ですか。

はい、実と実の間の

黒くなったあの硬いところです^^

手に入るという方はぜひ使ってみてね^^

キュッとしまった
「節」は陽性の締めるパワーが強くて、より咳止め効果がUP↑

一般的には、
「節」って捨ててしまう部分かと思いますが、
実は、
「節」が一番のパワーフード!!!

 

ぜひ、節も捨てずに
一緒に使ってみてくださいね。

 

節の黒いところのみ包丁で取り除いて、
すりおろしたり、細かく刻んだりして、お料理にも使ってね~!!

 

ポイントです

れんこんは喉の特効薬

れんこんってね、
昔から喉の特効薬といわれています。

 

喉の特効薬???

 

はい。

 

特効薬というのも、ちゃんと理由があるんですよ。

 

中医学の考え方に「類似の法則」があります。

【類似の法則】

その臓器と同じ形の食べ物を食べると、
その臓器の働きを高めることができるという考え方、

 

気管支と類似する食べ物が、

中に空気穴のある「れんこん」というわけ。

 

「れんこん」って、

泥の中で、

酸素を吸って、

二酸化酸素を吐き出すという呼吸をしていることから、

呼吸器のトラブルに威力を発揮するといわれています。

 

特に、

薬効成分を組み合わせた「れんこん湯」は、

風邪の咳、喉の痛み、ぜんそく、気管支炎など

呼吸器系の疾患に効果があると温服されてきました。

 

今日も健やかな一日でありますように!

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